月曜 14:45~18:00
木曜 16:30~18:00
金曜 18:00〜21:30?
ブロードウェイを北上し、立ち止まったのは、きらびやかなカフェの前、その店に夜ごと集まってくるのは厳選された一流品のみであり、材料は葡萄と蚕、そして、生命の源だ。『警官と讃美歌』
五番街とブロードウェイの間、二十六丁目の南側に、「カフェ・マーティン(The Café Martin)」(1901~1913年)という高級フレンチ・レストランがあった。
セオドア・ルーズヴェルト、マーク・トゥエイン、チャールズ・ディケンズ、オスカー・ワイルド、ジェイコブ・リースらも訪れた高級レストラン〈デルモニコ〉(Delmonico's)が、別の場所に移転したあとに作られた。
1901年6月25日の〈ディナー・ア・ラ・カルト〉のメニューによると、鴨肉のソテーは75セント、高級シャブリは1パイントで75セント、カマンベールは15セント、デミタスは10セント。これらを合計すると、1ドル75セントで、葉巻1ドルを加えると2ドル75セントとなる。
(写真上)「カフェ・マーティン」の外観(北東より)。左手前にマディソン・スクエアがある。右奥にブロードウェイが走っている。
(写真下)ディナーメニュー。
(有好宏文)